お金は労働を保存する

お金には価値を保存する機能があるという。
本当だろうか。
無人島に行ったとする。
お金を持っている。
ただの紙切れである。
これは価値があるといえるのだろうか。
いやいえまい。
お金というのは、労働を保存したものだ。
自分はこれだけ働いたのだから、他の人にも相応に働いてもらう権利がある。
それを数字にしたのがお金だ。
他の人のためになることをする(労働)と、お金がもらえる。
逆にお金を払うというのは、他の人に働いてもらうことだ。
働いてくれる人がいなければ、お金を持っていても意味がない。
ロボットにはお金は必要ない。
ロボットは「他の人には働いてほしいが、自分は働きたくない」と思わないからだ。