叩くべきかを論じない

○○は悪いやつだ。謝罪すべきだ。
いや、○○にも言い分があるし、いいこともしている。○○はいいやつだ。
ディベートにすると、論点は「○○を叩くべきか否か?」だ。
どちらかが勝ったとしてもメリットは全くないだろう。
叩くのも認めるのももともと自由だからだ。

社会を変えたがらない

「社会が悪い」は問題解決を難しくする。
何か嫌なことが起きたときに、社会が悪いと言うからには、社会を変えたいはずだ。
社会の構成員が変わらなければ社会は変わらない。
また、1人を変える方が社会全体を変えるよりも簡単なはずだ。
簡単なこともできずに、難しいことができるはずがない。
一般化するのは、具体的な問題が解けてからだ。
社会を変えたがらずに、1人を変えたがるべきだ。

ものの値段は場所によって異なる

ものの値段は場所によって異なる。
地震の被災地では、物資が不足している。
お金を持っている人に分配しようとすると、物価は高くなるはずだ。
しかし他の場所では普通の値段でものが買える。
ものが不足しているわけではない。
ものや人を運ぶ能力が不足しているのだ。

美しいメロディ

ジャズを聴いている。
美しいメロディが好きだ。
そうでなければ雑音だ。
どのようなメロディが好きなのかはわからない。
そのうち人工知能が好きなメロディを理解して作ってくれるだろう。

目的がみんな違ってみんないい

九州で大きな地震が起きた。
自粛するという人がいる。
普段通りに過ごせという人がいる。
おそらく目的が違うのだろう。
感情も制約条件も違うのだから、目的が同じになるわけがない。

目的のためには頑張れない

目的のために頑張れたことがない。
目的のためなら頑張れるというのを信じてはいけない。
なんとなく周りの人に合わせると、自然と頑張っていることがあるだけだ。
そして頑張っているという認識と成果は往々にして関係ない。