2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

近寄りやすい人などいない

近寄りがたい人だと思われている、という悩みがある。 自分のことを考えてみると、近寄りやすい相手などいない。 つまり世の中は近寄りがたい人ばかりだということだ。 自分が平均的なら、他人に近寄りやすい人と思われることを期待するのは愚かである。

忘れないことはできない

「忘れるな」という主張が理解できない。 忘れないことはできない。 忘れたら忘れまいと思っていたこと自体も忘れているからだ。 思い出すことはできる。 正しい主張は「思い出せるように環境を整えろ」だ。 思い出したいときに思い出したいことが見えるよう…

「問題がある」には問題がある

「○○に問題がある」という言い回しは問題解決に有害である。 この言い回しは、問題の原因は○○と関係があるという意味だ。 対偶をとると、○○と関係がないものは原因ではないという意味になる。 考えうる原因を暗黙のうちに狭めてしまっては、解決策も狭まって…

靴の試着プレイ

靴の試着は羞恥プレイだと思っている。 人前で自分だけ靴を脱ぐ。 自分の靴は古びている。 足が臭うかもしれない。 通路においてある椅子に座り、脚を伸ばすと他の客の邪魔になる。 履き心地を確かめるためにタグのついた靴を履いてうろうろする。 恥ずかし…

宗教を信じていると思われたくない

宗教を信じていると思われたくない。 神社仏閣に行ってもなるべく拝まない。 水や煙を浴びない。 おみくじを買わない。 賽銭は投げ銭として投げ入れることもある。

許せないの謎

「不倫が許せない」という人がいる。 なぜ許せないことを口に出すのか謎だ。 許せないと言っているのだから、許すための交換条件を求めているわけではないのだろう。 謝ったら許すというわけでもないから、謝罪を求めているわけでもなさそうだ。 うっかり許…

今は大切にできない

「今を大切に」の意味が分からない。 「懸命に生きる」の意味が分からない。 何をすれば今を大切にしているのか、懸命に生きているのか分からないからだ。 「行動に点数をつけ、点数の合計が高くなるように行動しなさい」なら分かる。 実行可能だからだ。

意識しなさいの謎

○○を意識して××しなさいというアドバイスがある。 ○○を意識できているかどうかは確かめられない。 ○○と言いながら××しなさいの方がましだと思っている。

死の恐怖は類推

自分の死が怖いというのは、他人の死体が怖いとか血が怖いとかいったことからの類推だ。 人間には死を体験することはできない。 「臨死体験」という言葉はあっても「死体験」という言葉はない。 体験したことのないものを想像するのは、類推によるしかない。…

人命に価値はない

人の命は大切だ、命は尊い、という主張がある。 これは間違っている。 大切とか尊いというのは価値が高いということだ。 命そのものには価値はない。 価値とは主観的なもので、私たちひとりひとりが感じることだ。 価値があるというのは、あった方がないより…

素人の恋愛予言を信じない

マンガを読んでいたら他人の恋愛について予言する人物が出てきた。 そんな精度で予言が当たるはずがない。 当てずっぽうで言っているか、誰にでも当てはまることを言っているかどちらかだ。 自分と知人のことしか知らない素人を信じてはいけない。

睡眠のために生きている

幸せは変わっていく。 昨日幸せだったことが今日も幸せとは限らない。 しかし睡眠の幸せは変わらない。 睡眠のために生きている。

生きたいは理性

「生きたい」という思考は理性である。 本能ではない。 「生きたい」と思わなくても体は生きてくれる。 生きた祖先たちだけが子を残したからである。

個人と制度

個人は変わるべきだ。 なぜなら得をして幸せになれるからだ。 制度を変えるべきだ。 なぜなら多数の利益になり、少数者の差別を減らすからだ。 この2つは全く別の主張なので混同してはいけない。 さて、どちらが欲しいのか?

生死の比較基準

「死んだ方が幸せだ」というような主張がある。 これは生きた場合と死んだ場合を比較しているが、いくつかの考え方があるようだ。 たとえば、苦痛を比較する考え方。 生きた場合、苦痛が続くと予想されるが、死んだ場合、苦痛はなくなる。 たとえば、幸福と…

国家存続の規範はあるのか

大阪の市立中学校の校長が問題発言をしたことが話題になっている。 「女性にとって最も大切なことは、子どもを2人以上産むこと。」との趣旨とのこと。 日本がなくなってしまうことを心配しているようだ。 世界にはいろいろな国がある。 日本がなくなるとし…

抜き打ちテストをする方法

抜き打ちテストのパラドックスというパラドックスがある。 以下の2条件が矛盾するのではないか、という言説である。 1. 有限の期間内のいずれかの日にテストを行う。 2. どの日に行われるかは予測できない。 直観的には、期間が2日以上あれば予測できないテ…

子育て世帯の何が変わったのか

昔から子育て世帯には金がなかったはずだ。 1人あたりGDPは低かった。 「年功序列」というくらいだから、子育て世帯くらいの賃労働者の収入は低かっただろう。 「今は子供が育てられない」というような主張を聞く。 何か変わったことはあるのだろうか?

右肩上がりを期待しない

右肩上がりは望ましいが、期待してはいけない。 勉強すれば頭がよくなる、練習すれば上手くなるというのは間違っている。 個別のスキルは磨けるし、筋力は鍛えられる。 しかし、過程で間違ったことを信じることもあるし、悪い癖はなかなか直らない。 鍛えて…

花粉症の薬が効いている

花粉症の薬に手を出した。 てきめんに症状が治まった。 こんな薬なら依存しても仕方がない。

なぜ自分のストーリーを話すのか

なぜ自分のストーリーを話すのか。 印象操作のためだ。 自分の行為は善意からのものであると説明し、ストーリーで覚えやすくする。 なぜ印象操作をするのか。 それは仲間を増やすためだ。

気持ちをわかってほしいの謎

気持ちをわかってほしいというのは本当だろうか。 好かれたいだけではないか? 嫌われたくないだけではないか? 行動をほめられたいのではないか? 行動しないことを肯定してほしいのではないか? 人の気持ちなどわかるわけがないのだから、もう少し現実的な…

保育ローンでの資金繰り

保育園に落ちて仕事で活躍できない人が話題になっている。 親は子供を保護する責任がある。 未熟な子供の面倒を見なければならない。 自分で見るか、お金などの対価を払って面倒を見てもらうかだ。 自分で見る場合、機会費用が発生すると考えれば、いずれに…

バカになりたくない

「バカになりたい」という表現がよくわからない。 おそらく知能だけ低下させたいわけではないだろう。 バカから連想される、何かポジティブな特性を身に着けたいということなのだろう。 明るいこと、正直であること、素直に人を信じること、人目を気にしない…

みんなは貯金できない

貯金できるということは、生産(付加価値)の方が消費よりも多いということだ。 社会に対して与える方が、社会からもらうよりも多いということになる。 しかし、社会全体でみると、生産と消費は一致する。 消費されないものを作るのは生産ではない。 したがっ…

相続の謎

相続とは、死者が生前持っていた資産を分割して親族に与える制度である。 資産の分布は裾が長いといわれる。 莫大な資産を持つ小数の人が平均資産額を押し上げ、中央値は平均よりも低い。 つまり半分以上の人の資産は平均以下である。 相続税を100%にして、…

できないときは睡眠

できるはずのことができないのは体力が足りていないからだ。 体力が足りていないのは睡眠が足りていないからだ。 睡眠をとれば体力は回復する。 したがって、できるはずのことができないときは睡眠をとるべきだ。

淫行条例のリスク

淫行条例と総称される条例を各都道府県が定めているらしい。 青少年と淫らな行為をすると刑事罰が与えられるというものだ。 青少年はいつ当事者にならないとも限らない。 つまりいつ犯罪者にならないとも限らない。 青少年には正しく教えなくてはならない。 …

再配分はシンプルに

子供が学校に行けなくてかわいそうだから子供にお金をあげる。 高齢者が病院に行けなくてかわいそうだから高齢者にお金をあげる。 労働者が税金を取られてかわいそうだから労働者にお金をあげる。 グループ単位でお金をあげるとどうなるか。 枠から外れた人…

自治体への寄付の謎

「ふるさと納税で地方を助けよう」のような主張がある。 実際に金が渡されるのは自治体である。 自治体は人ではない。 法人である。 「企業を助けよう」と寄付をする人はあまりいないのに「自治体を助けよう」と寄付をするのはなぜだろう?