感謝に善悪はない

感謝できることはよいことだと言われる。
出来事を「あたりまえ」と感じるのではなく、「ありがたい」と感じるようにしなさいという。
「ありがたい」とは、文字どおりには「有り難い」、つまり起こりがたいことが起こったという意味である。
同じことに対して「ありがたい」と感じたり「あたりまえ」と感じたりするのはただの認知バイアスである。
感謝を感じること自体に善悪はない。
感謝の態度を表すことには意味がある。
感謝の態度を表すことは、他人の行動を肯定することである。
他人の行動を肯定することは、他人をよい気持ちにさせるのでよいことである。