悪の反対は無関心

道徳的に悪いと思うということと、人を好きになることは似ている。
好きの反対は嫌いではなく無関心であるといわれる。
好きも嫌いも感情が動くが、無関心は感情が動かないのだ。
道徳も似ている。
道徳的に悪いの反対は道徳的に善いではなく、無関心である。
道徳的に悪いと思うこと、善いと思うことには感情は動くが、無関心なことには感情が動かない。
個人差があるのも似ている。
自分が好きでたまらない人に対して、他の人は全く興味がなかったりする。
自分が悪いと思っていて許せないことに対して、他の人は全く興味がなかったりする。
悪について語る人は、悪について語るのが好きなのだ。
恋バナが好きなように。