蓄財の割合とリタイア

蓄財の割合を知ることは大切だ。
毎月、手取り収入の1割を貯金している人がいたとする。
その人は、3,000万円貯めたらリタイアして、貯金を取り崩して生活しようと考えていたとする。
あるとき、月に貯金するどころか、逆に手取り収入の分だけマイナスになってしまったとする。
そのマイナスは、月々の貯金が1割なのだから、取り戻すのに10か月かかることになる。
10か月かかってようやく0に戻るのだから、リタイアは10か月遅れることになる。
逆にマイナスがなく、貯金を投資して、複利効果を利用していたならば、もっと資産が早く溜まったかもしれない。
さらに遅れは大きくなることになる。