残業よりも残人

残業という言葉がある。
直訳すると残った仕事という意味だ。
慣例的には人が職場に残っているという意味だ。
残っているのは人なのだから、残人と呼ぶべきだ。
仕事が残っているのはつねに正しい、当たり前のことだ。仕事はなくならない。さもなくば職場が存在するはずがない。
人は時によって残っていたり残っていなかったりする。
仕事が残っているという当たり前のことを主張せずに、人が残っているという当たり前でないことを主張した方が情報量が多いだろう。