「怒る権利」の謎

「怒る権利」という表現が謎だ。
怒るというのは、感情が動くという自分の中の話だ。
権利があるとかないに関わらず、自動的に起こるものである。
怒る自由はもちろんある。
内心の自由」という言葉があるが、これは「内心の権利」と言うまでもない。
では怒る権利とは何か。
怒った時に、与えられた役割をやめてよいということと考えてみた。
「権威のある親を演じるのをやめる」
「従順な生徒を演じるのをやめる」
「夫/妻の役割を演じるのをやめる」
などが考えられる。
逆に言えば、普段は役割に縛られているのだ。